2018.08 イゾラロッサという空間へ①〜サルディーニャ島北部〜


イゾラロッサ は


旅の前にBS日テレで

たまたまサルディーニャをやるのを見て

たまたまちゃんとその時間にいたからつけたら


以下番組紹介HPより http://www.bs4.jp/document/italy_old/onair/180.html

「イタリア半島の西に浮かぶサルデーニャ島。

真っ青な海と緑の大地が出会う場所にある村、イゾラ・ロッサ。

かつては漁師の村だったこの場所も、いつの頃からか、

美しい海を楽しむ観光客の憩いの場所となった。

これからの時期、村はたくさんのバカンス客で賑わう。

海は今も昔も、村人たちの暮らしを支えてきた。


いつもそこに海があった…数々の思い出はいつも海とともに。

30か国以上を旅して実感…〝この村に勝る場所はない〟。

海に臨むリストランテと、家族で営むダイビングセンター」


この日の放映がなんとなく良くて

その村にゆきたくなったからでした。


海三昧にするはずの旅だけれど

有名どころではない、ローカル海を織り交ぜたかったんです(笑)


場所はここ



コルシカから船で移動してバスにのるか

オルビアからバスで移動するか

パラウ宿泊後に、バスで移動するか

いくつか検討して


サルディーニャ到着後いきなりローカル村

にしようと・・・。


パレルモからオルビアに飛んだあと

オルビアからバス移動することに決めた。



これがスリルがあったんです。


パレルモから到着が22時ごろのフライトをとり

オルビアでは

空港まで送迎のあるホテルをとって

whatsappで連絡とれるよう事前の仕込みは完璧だったけど


すごい雷と雨で

パレルモからの飛行機が2時間ちょっと遅れた。(またか・・・・)


こればかりは飛んで欲しくない気もするほどの

稲妻と雷音。


ようやっと飛んで、到着したのは夜中の1時半。


そして


迎えにきてくれるはずの

ホテルのひとは

なんと寝てしまっていたという・・。


whatsapp接続を仕込んだ意味なし。



結局日本のSIM入りの携帯電話で電話し

迎えにきてもらったら


whatsapp では英語のやりとりができていたのに

「それは息子がチャットしてて

自分は英語はわからない」と

お迎えにきてくれた どんとこいマンマは、私に言ったのでした。



翌日のバスのことを質問してみたけど

意志がお互いにつたわらないから

夜中に二人でイライラして

ちょっと喧嘩気味でベッドにはいったという・・夜中2時半。



翌朝




彼女の手作りの数々。


そして

チーズは食べる?ときかれたので、うなづいたら


これがまるごとお皿にだされた。



美味しいけど

すごい量。

これだけでお腹いっぱい・・・



いちじくもお手製とのことで供され



彼女は

海のそばではないこのB&Bで

すごく自分を表現しているみたい。。



こんな風に

キッチンの外にテーブルをきちんと準備して


なんだか

喧嘩のようになったけど

こういう女性の生き方は

悪くないなって思う朝だった。


お互いに言葉が通じないから

”バスのことを詳しく説明するよりも

送って行ったほうが早い”と彼女思ったのだろう。


私を車にのせてくれた。


が、


結果

バスターミナルではなく

バス会社の事務所におろしてくれたのだった。

(悪気はまったくなかったとおもう。勘違いなのだと思います)


バス会社のひとに

「ここからはバス停じゃないからバスはこない」といわれた私。


スーツケースを転がし

バス停にいこうとしたら

「は!わからない」


そう、

実は部屋では、夜時間がなくなにもしなかったのだけど

朝、wifiがつながらなかったのでマンマにきいたら


マンマ曰く

「ホテルだけでなく、インターネットがオルビア全体に今日はつながってないのよ。直しているみたい」といってた


それが本当のようで

鉄道駅の近い中心街の街中でも

wifiルーターが全然回線を掴まない。



「え?どこにいけばバスにのれるわけ?

あっちっていわれたけど

あっちの”どこか”がわからなーい!!」



ランペドウーサでかなり暑さにやられていて

パレルモでは雨・雷がきて

私は夏バテになっているみたいで

どうも頭が動かない。



聞くしかないから、人に聞き


同じ方向にゆくひとについていってようやくみつけたんだけど

「チケットはバールで買いな」と教わり

バールで「イゾラロッサ 一枚」といったら

「ないよ」と

可愛い顔の、

しっかりものの女性にいわれる。



スマホでキャプっておいた画像を探し出し

「Tempio Stazione F.d.s.で乗り換えて・・」と話すと

「テンピオまではあるよ」という。


”どうみてもアジア人なんだし、それくらい類推してよーー”


→雷

→マンマとの喧嘩みたいな時間

→ネットなしで体調おかしい感じながら、ここまできた

→”私、大変なんだよ!!”

もう依頼心マンマン(笑)



彼女はそんなこと、どうでもよかった。(クーッ)




逆さまでごめんなさい。

この1.9ユーロ分を2枚私に出した。


「いえいえ片道でいい」

「そうだよ。2枚だ」

「いやいや1枚だっていってるじゃない?」

「2枚でしか売らないんだ」

「だから片道だってば」

「しらないよ、バスの中で買え!」

そんな感じで

やりとりが進んだ。


他にバスチケットではなくロト?みたいなのを買うひとが後ろにいて

ほんとにみんな英語は不明な感じで

助け舟はどこからもでてこなかった。


迷惑かけたら後ろに悪いって気持ちと

アジア人だから2枚売りつけようってことなのか?

(もうこの旅の間オルビアに泊まることはない)

なんだか不幸のどん底気分に取り巻かれたら


本当に体調わるくなってきて

バールの机に伏せてしまった。


外は暑い


でも

なにも買わずに伏せているのもよくない

と思いながら


動けなくなった。



やっと

ふと頭を上げたら

旅人らしき女性が

「大丈夫か?水飲む?」と

ジェスチャーで示してきてくれた。


”心細いんだ私”

と、

初めてわかった。


涙出そうだ。


ネットがつながれば

翻訳ソフトを開くとかも考えたけど



アフリカ近くランペドウーサの炎天下に

バスで行った日もまずかったのだとおもう。

暑すぎた。頭の皮膚の色かわってたもんなああー。



鼻水もやたらでてきた。



「Tempio Stazione F.d.s.にゆく602のバスの

バス停はどこかな?」と

ジェスチャーの彼女にきいた。


彼女は

”自分のゆく方向じゃないけど

目の前のバス停はあらゆる方角ゆきのバスがいっぱいくるようだから

早めに店をでて 

きたバスの運転手に聞こう”

という。


そして 

バールのナフキンに「isola rossa」と買いてくれた。


”このあたりはみんな英語ができない。

文字化しないとつたわらない”と

早口の英語でいった

(と思う。かなり私はもうろうとしていた)


そして

ふたりで外にでて


これが602のバスの止まる位置だとわかったら

彼女は

自分のバスの泊まるエリアに移動し、

「がんばれ」のように笑った。



ありがとう。

すごく不安だったんだ。




そのあと。


バスが来る前に

「チケットは持ってるか?」と

さっきのバス会社の社屋ににいた人と同じ

襟付きシャツの男性に聞かれた。


どうも

バスが来る時間だけあらわれて

みんなを仕切るシステムらしい。



「もってない。」

「バールにいけ」

「2枚セットで買えという」

「バールに行け」

「バスの中で買えって言われた」

「だめだ。ない」


並んでる人の中から

ひとりのおじさんが近寄ってきて

「バールで女性に接客されたか?店内の男性をよべ。」のようにアドバイスされる。


「女性だ。2枚はいらない。」と話したら

そのおじさんは2枚買わされることを、

えりつきシャツのバス会社のひとに伝えようだった。


「いいんだ。バールで買え」

「はあ?みんなでたくさんかわせようとするの?」


もう踏んだり蹴ったり気分。


602のバスがみえてきて

仲裁にはいってくれたおじさんも私も

焦り始めた。


「2枚買っておいで」といわれたようにおもう。


のらないと、次は夜までバスがないことだけは認識していたから

しかたなくバールに戻った。



バールのチケット売りは

違う女性に担当がかわっていた。



「テンピオまで」といったら

やっぱり2枚渡される。


「2枚?」と

あきらめてはいたがきいてみた。


そこで

料金は3.8ユーロで、

3.8ユーロのチケットが物理的にないから

1.9ユーロのチケット2枚なのだ

と言われた。



なんだよ


なんだよ


最初から言ってよ・・・。




しょうがないよね。

彼らは旅人でも

地元民でも

チケットを売るだけ、なんだもの・・・



めちゃくちゃに

疲れた気がした。



バスにのるひとに、

黒い人が多いことに驚きながら


バスが動き出し


エアコンが効きはじめ


30分ほどたったら

インターネットが繋がった。



息がしやすくなった気がした。



y.voyage

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