2017.09 アジャクシオからフィレンツエ 列車・船・バス・電車トリップ
こういう味もあるんだ。
2日目、スニーカーシェフがコーヒーとともにプレゼントを。
お会計に店内に入ったら
プレゼントをしらなかったふとっちょマスターが
同じものを差し出してくれた
二人して
「よく眠れるよ。コルシカの酒だ」とわらった。
3日目は
これだった。
もう3日目ともなると
フランス語のみのマスターと
フランス語完璧NGの私でも
友達風だった。
怒っているわけではなく
パツパツになったときのマスター
また来るよ!
翌朝は
早かった。
1日に数本のコルシカ列車で8時にのるため
ホテルをチェックアウトした。
ルームカードはポストにいれておく、とのことだった。
この「暑苦しくない感じ」が
コルシカの魅力でもあるような気がする。
プラットフォーム脇にはわりと大きめのカフェ
でもなぜかみんな、
始発駅なのに、スーツケースをもったまま立って待っているから
私もそれにならう。
列車に乗り込む
今日は先頭にしよう。
山の中をどんどん走る。
撮らなかったけど、
牛も
豚も
羊も
ただただ放たれていた。
家畜という
飼われている様子や景色は
全く見なかった。
バスティアにつく。
いまいち港の乗り場の場所が調べ切れていなかった。
コルシカフェリーのオフィスに行けばいいかと向かうと
お昼休みで閉まっている・・。
ちょうど正午を過ぎた時間で
閉まっているオフィスからでてきた昼休みに向かうスタッフに乗り場をきく。
結構あるく。
with スーツケースで。。。
webでチケットを購入していて
画面をみせたら軽くパスポートを見せて
それでおしまい。
なんて簡単なんだ。
結構時間かかるだろうと思って
休憩せずにやってきたのに。
この手続きしたら
もうコルシカ側にはもどれない
しかも
港の最北端で手続きして
なんと最南端の船着場までいけという・・。
あーなんてこと。。。
しかも昨日までと違って
めっちゃ蒸し暑いじゃないか!
途中、ミストを振りかけられる港のスペースを全横断して
小一時間時間あるんだから
パスポート見せる前のカフェいっぱいの場所で
ランチすればよかったなあと
情報調査不足を後悔しつつ
船にあがる。
いいやん!
めっちゃいいやん!!
昼間の船は
はじめてだっただろうか・・・
夜発朝着の。
8時間くらいかけての移動でフェリーをつかったことは
2、3回あったんだけど
昼の3、4時間のフェリーでも
こんなにゆったりしているんだ・・。
私は最も早い時間に乗船したから
この画像ほどの人はいなくて
外がみえて
4人は座れる席に陣取った。
思い思いに
みんなブッフェスタイルのカフェテリアで
トレーに好きなものを載せて
お昼をとろうとしている。
そっか
やっぱカフェでなくてよかったと気を取り直し
久しぶりに、
ランチでサラダ。
お会計で
「グラッチェ」と言われた瞬間に
「あ、船からイタリアだわ」と気分あがった。
なんだかんだいって
イタリアが好きだ(爆)
そういえば
氷をお願いした時の、男性スタッフの振る舞いも
なんだかイタリアくさい(笑)
レスが、
フランスのそれより1テンポ早い( 。。気がする(^ ^) )
持っていたベビーサイズのスパークリングを
もらった氷入りのグラスに注いで外をみたら
どピーカンではないか!!
快晴の昼間の移動は
もったいないなーと思うんだけど
ま
「ちょっと贅沢してるってことにしよう」と考える。
でっかくてかっこいい犬が
たくさん乗ってる。
お子さん連れも多い。
でも
間違いなく静かで、いい感じ。
足も伸ばし放題(笑)
リボルノ到着は18時ごろ。
到着したというのに
小雨。
列車の駅までの方法をググったら、
バスだと書かれていたから
周囲にバス停の位置を聞いてみる。
めっちゃ遠い。
歩いている間に
がんがん降ってきて
駐車場のイケメン係員によると
バスを乗り換えていくんだという。
どうしようもない。
もう
タクシー乗り場からもすごーく遠ざかってしまってる。
方法の変更はできないと
バス停で待つ。
かっこいいご夫婦が
同じようにバス停に。
「バスをのりかえるんだって」
「なんでそう思うの?」
「さっき係のひとがいってた」
「そうか。バスの運転手に聞く」
と
ご主人は
すごく現実主義。
バスにのり、iphoneで私がみせた乗り換え駅ではなく
別の場所で乗り換えるべきと運転手にいわれた彼は
「一緒に降りるぞ」と私にいう。
降りる。さらに雨が強い。
降りた場所から少しあるかないと乗り換えるバスはこないらしい。
周囲に停留所の場所をきいて
交差点を越えて、探す。
また、聞く。
歩く。
たどり着く。
でも
ブルーのバスか
赤いバスかがわからない(らしい。私はすでに彼らについていくことにしていて何も調べていない(笑)
停留所で立っている他の人にきくと
青だ
赤だ
とみんなバラバラ。
結果鉄道駅につけたけど
一度まちがえたことから
彼は
「イタリア人はみんな好き勝手なことをいうぜ」のように
少し怒ってる。
プライドが高いらしい。
奥様は英語は一切できないようで
私には話しかけてこないけど
笑顔が素敵だ
列車駅到着。
大雨。
互いに次の行く先をしらなかったから
自然とバラバラになった。
私は
フィレンツエ行きの列車発車があと2分で
次は1時間後であることを見た瞬間に
イタリアの常識をしらずに
切符を買わずに
ホームにむかった。
行く先にあのご夫婦が走ってた。
列車に乗ったタイミングで
私をみつけた彼がすぐに声をかけてきた
「切符は?」(ちょっと怒った風)
「もってない」
「だめだよ買わないと」
その口調から
買ってないとなにかおこるような気がした。
あけていたブラウザで
trenitalia のオンラインでチケットを買おうとした。
彼も食い入るようにみていた。
あと1分で出発なので
WEB購入できなくなっていた。
即座に
「駅員がくる。何かいわれたらすぐ俺を呼ぶんだ。サポートする」
と、彼はいった。
その言葉に
切符を持たずにのると
何かたくさんのお金を支払ったりするんだなってことだけ感じ取った。
駅員がきたのは30分後くらい。
「持ってないのか?」
「はい」
といったタイミングで
あの彼が飛んできた。
全然イタリア語はわからないけど
「バスが大変だったこと
列車出発まで数分だったこと
彼女は日本人で事情をしらなかっただろう」などと
交渉してくれていた。
多分
切符を買っていたら通常10ユーロくらいのはずなのだけど
もっていなかったら60ユーロはもらわないといけない
のように
駅員さんはいったと思う。
彼はもう一度同じように事情を説明した。
周りもガン見している。
駅員さんは
私に
「16ユーロはらって」
といった。
彼は
「なんていい駅員さんなんだ。とても誠実だ」のように言い
一悶着は終わった。
ありがとうをしっかりいいたかったのに
お金を払っている間に、
タスク終了とばかりに
彼は元の席にもどっていた。
フィレンツエに着く前に
難題がもうひとつ、私に届いた。
「部屋はないよ」とホテルからメール。
はああああ?????
ガンガンメールを送る。
「どういうこと???」
懐かしいフィレンツエの駅が見えてきて、
助けてくれてたご夫婦に近寄り、
ありがとうをいう。
同時にホームに降り立ち
荷物をゴロゴロさせながら話す。
彼らはミラノ在住で
私同様コルシカに10日ほど旅だったのだそう。
これからミラノに戻るよと教えてくれた。
知っている常識の中に戻った彼らは
すごく
すごく
穏やかだった。
彼の口調は
ゆっくりしたテンポで
奥様の笑顔にも 落ち着いたという安堵感がみえた。
ありがとうございます!
おふたりがいなかったら
この時間にここにはいられなかっただろう。
お金ももっと使ってた・・。
そして
一人になった瞬間に
「でもねええ
私部屋がないってことらしいんだよ〜〜。」
どうすんだよーー
雨は止んでいた。
ホテルに向かう。
状況把握してからうごかなきゃ
の
20時。
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