2017.09 ピサのシーフードから香港の飲茶へ
預かってもらった荷物を受け取ろうとした時に
「あの〜」と話しかけられた。
え?
知り合い?
日本語で話しかけられただけなのに
反射的に思う。
振り返ると
昔から友達だったかもと思うような
自然な表情で、
華奢な女性が
男の子を抱いてそこにいた。
わんぱくな彼は
私と話し始めるとすぐに抱っこから解放されたがり
石畳の道に足先がついたと思ったら
自転車用のヘルメットをかぶったまま
走る走る!(笑)
華奢な女性は
目で追いながら
うろたえることもなく
私と話してくれる。
パートナーと
ちっちゃなわんぱく王子様(笑)と、
フィレンツエの中心部に暮らしているという。
あちゃ、また異国で暮らす女性だ。
Sさんとする。(笑)
友人を案内するのに、
このお店はどうかな?と
なぜか聞いてきてくれた。
私は、
ザ・旅行者
だけどな・・
見るからに・・。
でも
帰りたくない気持ちの中に
突然入り込んできてくれたSさんと王子(笑)に
急に気持ちが和らいで
ひとしきり話して、
「じゃまた来て」
と言ってもらって別れるころには
終わりどころか
始まりかもしれないと思うような
気持ちになった。
友達同士でやってきた旅にはないかもしれない、
旅先のはずが
生活になってしまいそうな気になる一人旅。
ピサに向かう。
早朝フライトだから眠ればいいのに
とったホテルは
あまりに人のいない街で
ここなら
テーブルクロスのあるお店で食べても
許されるのではないか?と
食事に行く。
1日だけど
よく歩いたからか
ぐいぐい白を飲みたくなった。
だから
シーフード。
早めに眠る予定で
グリル。
21時。
実はもう閉店したいんだよって様子のスタッフが
持ってきてくれたブルスケッタ。
多いよ!
でも
美味しい。
しょうこさんを待っていた時も
ご飯はたべなかったからなああ。
イカ焼き。
そう
まちがいなくイカ焼き。
見た目の可愛らしさとは別に
炭火焼の味がちゃんとする。
美味しい。
そして
自然な味すぎて
旅先の
食事に思えなかった。
観光地を巡る1日ではなく
知った道を駆け巡り
出会った人の話しをきいたりする1日。
実はそういことが
わたしは好きなんだろう。
寝坊せず
無事に
極悪と呼ばれるryan air の荷物チェックも潜り抜け(笑)
もうすぐ
マドリード。
降りないので
ラウンジ観光。
バルセロナより
マドリードのラウンジが
私的には評価が高い。
サラミや生ハムが
すごく美味しいとおもうのです!!
が
夜じゃないと、
調子のらないなあ(笑)
やっぱり
ワインでないと・・。(私は朝は飲まないタイプです。)
長い長いフライトの
第一到着地は
香港!
ヨーロッパ行きで
キャセイを使ったのは初めて。
年明けにセールで見つけたんだ。
しかも
わざと
乗り継ぎ時間に7時間ほどあるものを選んだ。
降りるんです。
スペインで降りなかったくせに(笑)
アライバルラウンジに たいして重くないリュックの中の荷物を預け
(やっていいのか?)
ビジネスマンが出社するセントラルの橋を逆行して
いつも通りに
これが好きなんです。
湯葉の飲茶。
初めて香港にきたときは
飲茶が朝食べるものだと知らず食べられなかった。
早朝に出てくるはずの腸粉を食べたくて
出てくるのを待つ。
待てども
待てども・・・(泣)
大根餅でがまんするかと立ち上がり
オーダーの紙をみせようとすると
ガンガン広東語で話してくる。
どっちがいいかといってるらしいことを察知し
色が紫色っぽい方を選ぶ。
分厚い!
口に入れてみる。
香ばしい。
好み!
さっきの湯葉とはまったく違う食感。
そして
中にどうも小さな歯ごたえのあるものが。
栗かな?くわい?
そういう食感。
どうしても知りたくなって
この人は英語でもちょっとわかるっていうスタッフを知っているので聞いてみる。
(行き出してここ数年ですが、
だいたい同じ顔のスタッフがいます。
英語できいたら「こいつに聞け」っていうスタッフがいて
他の誰もが
学ばないようです(笑))
taro
といわれた。
なーる、
紫は、タロ芋。。。
オーダーシートの時の女性は
それを聞いていたのね。
歯ごたえは、芋だったのかなぁ。
ま、いいか。
お会計で
現金でしかお支払いできなかったことを思い出す。
あちゃー足りない。
ATMは真下。
荷物を置いていくよと私から言っても、
逃げると思わないのか、
「言っておいで」といわれる。
戻ってきた時に
「あ!もどってきたじゃん。サンキュー」みたいに言われて
世界の大都市香港でも
この店は、人情あるなあと、
妙に、うれしくなる。
しかし、
暑いわ〜。
搭乗前にマドリードで触れた風も寒かったのに
なんだこれは?
めっちゃ! あづ〜〜いいいい!!
うろうろと早朝から正午に向かう香港を歩く間に。
この旅の中で
最も、
日焼けをした。
寝ていないことがたたって
遊ぶのを諦める。
結局これだけ?
いやー暑さについて行けない・・・
戻った空港のラウンジで
しっかりシャワーを浴びて
成田に着いたら
コルシカのシェフや
フィレンツエのみんなとも
7時間はずれた時計の中。
ずいぶん前のことに思える・・。
iPhoneの中から取り出した画像。
こぶたちゃんの味
最高でした。
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