2017.09 きっと美味しいだろうと確信するひとこと
スカンドーラツアーはランチを終え
一層景観の素晴らしい時間に突入
地味な動画ですが
お気に入りです。
こんな見所を通ってくれたり
SNS映えの連続
このツアーのゲスト達は
大きな声で騒ぐような雰囲気がない。
のんびり景色だけを
味わえる
行きも、
帰りも
それぞれに3時間ほど乗る船は
大きく揺れることもなく
ただただ穏やか。
波が高い危険な日に船をだしたら
逃げ場がないんだろうな・・・
どうしてこんな色なのか
聞けるほどのフランス語力
あったらよかったな(笑)
アジャクシオに着いたのは18時ごろ。
豚と
チーズ以外に
どうしても試したかったものが
ワインだった。
もちろん
食事の時にいただいているわけなのだけど
それらはカラフェでいただいたもの。
ではなく、
この土地ならではのワインを
入手したかった。
あんなに美味しい豚肉だったということは
特徴のある土・土壌の筈だから・・。
どんな味かは未知数だけど
好奇心は盛り上がりきっていた。
お会いしたことのない田中さんのこの記事を読んでいたのもあり。
これまで歩いた場所に、ワインショップを見かけていなかった。
でも
そこは、google 君!
たよりになるぜ!
ここに行くしかないとmap通りに歩いた。
今まで見ていた
自然遺産や海とは異次元の空間へ。
階段を降り立ったら
そこは
秘密の場所のようだった。
ジーンズの若い男女が
一人しかいない店員さんと話してる。
いかにも
ワイン談義な様子。
それが
日本なら若すぎるゲストのカジュアルな洋服だったものだから
国が違えば
ワインは、もっともっと生活に根ざしているんだなと
感じてしまう。
イタリアなら
フランスメインランドなら
多少は、商品タグでこの地域のものが並んでるとわかるかもだけど
コルシカの、有名な都市しかわからない私は
まじまじと棚をみつめる。
ひとしきり三人での会話が終わった後
英語で彼は話しかけてくれた。
はじめてだけど コルシカのワインを買って帰りたいこと。
飛行機に乗せること
そして
「ニエルチオ」品種が多分自分の好みで
できるならビオがほしいとはなした。
彼のジャッジは早かった。
ニエルチオ100%がよいかときかれ
それよりも美味しいことを優先すると答えたら
サンタマリアがいいと勧められた。
まだ彼の笑顔がビジネスなのか
誠実なのかがつかめなかった。
もうすこし安価なものはある?ときいたら
これをすすめてくれた
BIOでもあったので
「これしかないわ」と思い
きめてレジにむかうと
先ほどの二人はすでにいなくなっていたけど
常連の男性が3本ほど持って先に並んでいた。
その彼が
終わりがけに
わたしのほうを振り向いて
「ここは最高の店だよ」と
満面の笑顔で 囁いた。
酒飲みならわかる(笑)
本気シェアだ。
これは・・
これは・・・
1本用のダンボールを、わざわざ探してきてくれて、
半分梱包はおわったあとだったけど
「サンタマリアも」と
お願いしたら
「もちろんだよ」と
せっかく作った1本用ダンボールを開けて
2本用の頑強なダンボールに
美しい黒い薄紙をいれて
再び梱包をしなおしてくれた。
ビジネス用の笑顔なんて
きっとこっちが思っているだけなんだ。。。
帰国して
2本をあけ
サンタマリアのコルクをぬいた瞬間
彼にもう一度会いたくなった。
リッチな香り。
シルキーで濃厚な引き締まった味わいに
すこりたおやかさがあるような・・・。
かさかさしてそうな土の中で
ぐっと育った感がある。
列車やここそこでみた山々や岩肌が
すごくフィットする。
部屋の中で「うま!」と洩らした。
今度は
「おすすめは?」と聞こう。
facebookですぐありがとうを伝えた。
すぐ「see you soon 」と返事がきた。
彼はあのお店の息子さん。
なかなか出会えない
丁寧であったかい人。
レジで教えてくれた男性にも感謝。
コルシカを選んだ直感の答えは
ありました。
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