2017.09 カルヴィからアジャクシオに向かう朝
翌日
7時の列車に乗るために
5時半起き。
鍵はキーケースにおいて
ガラスドアをでたら
これからお仕事の人がタバコをすっていた。
ガラガラ荷物を引きずる6時20分。
まだ暗くて
寒さはひときわ。
でも
隣のバイクアニキたちのカフェも
入らなかったけど地元民の集まるバールも、
椅子を通りに出し始めていた。
働きものだ。。。
まだ
街灯が黄色い
聞いたとおり
開いていた。
中には
こんな朝早いのに
すっきりした顔の常連さんたちがいて
(かっこいいんだ。これが・・
フランス紳士淑女は、きれいにしてますね〜)
入っていいよと
カバンが通れるスペースをつくろうとしてくれた。
昨夜飲み過ぎ(爆)
昨日みたいに元気に笑えない
し
しっかりパンを食べる胃腸にまで
まだ起きていなさそう・・・・。
遠慮して
スーパーに行ってみる。
すごい。
開いてる。
でも
ちょうど納品時間みたいで
賞味期限短そうなものは
まだ並んでいない。
早朝なのに
働く三人は
棚を越せる声で
楽しそうに話してる。
ま。いいか。
どうしてもおなかすいたらどこかでなんとかしよう・・。
と
駅に行く。
もう20分前なのに
乗りたい人たちが
プラットフォームで時間つぶし。
切符売り場も
駅の入り口も、
開いてない・・。
「場合によっては混雑して座れないことも・・」ってのを
ブログで読んでいたし
昨日のイルルッス行きだって、
立ってた。
1日に2本しか走らないアジャクシオ行きは
早めに行って、チケットを買って
座らないと・・と思ってきたのに・・。
あるひとが
列車の扉のボタンをおした。
「開いた!」
中に入れば
寒さは防げる。
2.3人入ったから
私も入った。
そのときは、そのまますわっちゃって
また車内でチケット買えばいいってことかな?と思ってた。
真後ろから
「ねえチケットもってる?」と男性にきかれる
「持ってないよ」
「買っておいで」
「え?あなたは?」
「もってる。」
「なんで?」
「昨日・・・(なんだか昨日のうちに買ったみたいだ)」
「私昨日駅員さんに
”明日アジャクシオいくからチケット買いたい”っていったよ。
明日来いっていわれた」
(あ、イルルッスのでぶっちょあったかおじさんではなく、(笑)
このカルヴィの駅でのこと)
「どうだろ〜。わかんないなそれは。
自分は持ってる。
買っといで」
この人も優しいな。
電気がついてた。
列車の中が真っ暗で(当たり前か・・)
駅に人がきたこと
気づかなかった。
チケットを買い、
ふと振り向いたら
昨日のお食事メンバーがいた。
そう。
「起きられたら、列車でバスティアにいこうかな」
って
昨夜言ってたんだ。
この列車は
北東にあるバスティアに向かって走り
途中で私は、Ponte Lecciaで乗り換えて
西のアジャクシオにゆく。
なんとなく
笑う元気がない私は
ふたりと離れて座り
眠ろうとする。
この感じが
旅仲間っぽくていい。
先頭車両。
列車の運転席と
客席は
曇りガラスのドアで仕切られている。
このドア、引き戸。
しかも
しばらく空いていたから
後ろから殴られたらどうするんだろうくらいセキュリティ甘い。
いや
それだけではない。
列車に関係するひとが2、3人のってて
話しながら列車はすすんでた。
いいね。この感じも。(笑)
お!
昨日のチケットは
検札がハート型でついていたけど
今日のは星なんだ。
かわいい。
閉められた図です。(笑)
途中まで
昨日行ったイルルッスを通過するから
海沿いを進む。
まだ
朝日もでていない・・・
Ponte Leccia までは
1時間50分。
イルルッスを越えたあたりから
山の中にはいって行く。
こういうところで
豚さんたちは育つんだろう
栗を食べながら。
ただ山の中なんだけど
ワイルドで
手付かずの自然の中を走る列車で
気に入った音楽を聴いていたら
寝られなかった
(完全にスリープOKなのに・・(苦笑))
ふたりはそのまま乗って行くから
挨拶して
私は乗り換え。
バイバーイ!!
そして
乗り換えた列車でも
同じように先頭車両にのり
快適な設備なんだけど
いまいちコントロールしようって気がないのか
エアコンの効きの悪い状態で
暑がりながら2時間45分。
すごいな。
この移動。
東京から広島くらいまで行ける???(笑)
ついた。
荷物があるからなかなか写真とれなかったんだけど
駅前マルシェ。
日本には
この光景はないでしょーの、
ソシソン販売。
(香りというか・・匂いもする!)
アジャクシオは、町っぽい。
信号もある。
暑すぎた車両をでたから
気分がどんどん開放的に。。。。
思うより近い
駅から5分ほどの場所にホテルはあった。
ちょっと早いから
「部屋に入るのはもう少しまって」
といわれる。
翌日ツアーで
ボニファシオに船で行く予定。
前日電話で確認しろと、
メールで連絡がきてたから
「電話かけて」
と、ホテルの人に頼む。
フランス語、できないもん・・・
そしたら
どうも難航している。。
私を特定することと
参加確認はできている。
しかーーーーーし!
風が強くて船が出ない攻撃!!!
はああ???
カルヴィでも世界遺産を諦めたじゃないか
ボニファシオもだと〜〜〜??
ホテルにチェックインの人が集まってきて
英語で自分でなんとかしろと電話を渡された。
どうも明日はだめだけど
明後日は船をだすという。
いいか?ときかれ
「帰るまでに船に乗れる日は私にとっては明後日だけ」
「それなら、世界遺産スカンドーラに行けるツアーに変更してくれないか?
ボニファシオはいけなくても諦める」
と頼んでみる。
どこかで
明日ボニファシオにいって
明後日リベンジ世界遺産と期待していた。
アジャクシオについてから調査しようと。
今日はなにもないから・・・。
でも、
明日の船が出ないのは各社同じだというから・・、
咄嗟にひとつしか行けないならと
優先順位を決めて
お願いした。
「空きがない」
「空いたらメールして。絶対見てるし、私と連絡すぐとれなくても、絶対に遺産側に振り替えて」
「わかった」
と電話をきった。
10分後くらいに部屋にはいれると
フロント女性は他のお客様をさばいたあと、
私にやさしくいった
(テンパってたんだな。このひと。
いい人だ。真面目だ。)
荷物をキープしてもらい
お水を買いに出る。
列車暑かった。
しかも
昨日飲んで食べて、
寝てない・・。
「多分、スカンドーラ、連絡くれないだろうな・・」
なんて
ネガティブに考えながら
ホテルにもどった。
近代的な作りのホテルにみえたけど
私の部屋の入り口前。
さて、どうしよう。
明日船には絶対乗れないんだ
今日は予定がないのも決まってた。
作戦会議だ。
寝ていられないぞ。
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